Business

仕事を知る

経営戦略と
ビジネスフィールド

第一生命グループの経営戦略

1902年に日本で最初の相互会社として創業した当社グループは、業界をリードする変革力のもと、2010年の株式会社化・上場や2016年の持株会社化を経て、現在は日本国内での複数のブランド展開に加え、北米・アジアパシフィックでグローバルに事業を行っています。2024年より開始した新中期経営計画においても、事業領域の更なるウイングの拡大を打ち出しています。

2030年度に目指す姿

お客さま満足度、従業員満足度、
商品・サービスの革新性、
企業価値の4つの領域で国内No.1

グローバルトップティアに
伍する保険グループ

日本の保険業の未来を先導する存在

一生涯のパートナー 第一生命 Dai-ichi Life Group

パーパスとして定めた理想の世界

共に歩み、未来をひらく
多様な幸せと
希望に満ちた世界へ

Partnering with you to build a brighter
and more secure future

各事業領域の概要を、
下記のタブよりご確認ください。

国内保障事業
01

お客さまの
Financial 
Well-being実現に向けて
提供する価値

さまざまな年代のお客さま一人ひとりのニーズに寄り添い、多様な価値を提供しています。

02

マルチブランド・
マルチチャンネル体制

「お客さま」を起点としたマーケットインの発想で最良の体験価値(CX)を創り出します。

具体的取組み

ビジネスにおける取り組みを説明する図
資産形成・承継事業
01

目指す姿

資産形成・承継を含めた
家計のトータルコンサルティング

オルタナ投資活用等による
高い運用力および
グループ一体のアセマネ戦略

資産形成・承継領域の拡大を通じた
当社グループの企業価値向上

全体戦略

資産形成・承継領域における多様化するニーズ・価値観にお応えしていくために、「商品競争力の強化・拡充」、「コンサルティング機能の高度化」、「デジタル接点の強化」に向けた取組みをより一層加速させ、お客さま目線で利便性の高いサービスを展開していくことが重要だと考えています。資産形成・承継に資する競争力の高い商品ラインアップの拡充や、「保障」と「資産形成・承継」の両面からお客さまの一生涯に寄り添ったコンサルティング、デジタル領域で実績のある外部のサービス・機能なども活用しながら、資産形成・承継をサポートする機能の充実に努めていきます。

商品競争力の強化・拡充

運用ノウハウや専門性・機動性

当社グループの商品開発力

資産形成・承継に資する競争力
の高い商品ラインアップの拡充
(貯蓄性商品・団体年金商品など)

コンサルティング機能の高度化

資産形成・承継・相続アドバイザー
(SSSAD)の体制拡大

保険販売が中心であった対面チャネルにおいて、保険と資産形成・承継の一体
コンサルを可能とする人財育成を加速

2026年度末に1,700名規模

(既存の生涯設計デザイナーとは異なる人財)

お客さまとのデジタル接点の強化

BaaSや資産形成プラットフォーム
による新規のお客さま接点

口座機能の利用・日常での接点構築や
現在・将来収支の見える化により
お客さまの資産形成・承継をサポート

BaaS口座開設数(累計)
(2024年7月時点 8.9万名)

02

アセットマネジメント・
不動産事業戦略

近年では、不動産物件を中心とした投資機会を提供する企業、クオンツ運用ノウハウを活かし高度な運用商品を提供する企業を設立し、それぞれの強みを活かしたソリューションの提供に取り組んでいます。さらに、最適なソリューション提供の観点から当社グループに不足している運用ケイパビリティを取り込むため、プライベート・デット投資やCLO投資に強みを有する投資運用会社への出資などを通じ、インオーガニックな成長を実行しています。

海外生保事業
01

海外生保事業の沿革

第一生命グループは、2007年にベトナムで海外保険事業を開始し、現在はベトナム・タイ・インド・オーストラリア・インドネシア・アメリカ・カンボジア・ミャンマー・ニュージーランドと海外9ヶ国で事業を展開しています。
また、先進国とアジア新興国を中心とした展開により、安定的な利益貢献と中長期的な成長を享受しつつ、各国が抱える社会課題の解決や人々の安心の提供に取組んでいます。

02

今中期経営計画に
おける取組方針

海外生保事業では、既存進出国の市場規模、事業のステージ、および各社の業界ポジション等を踏まえて策定した戦略に基づき、資本効率の改善や利益貢献の拡大に取り組んでいきます。今中期経営計画で掲げる利益目標について、各地域における既存事業のオーガニック成長だけで不足する部分(下図「目標不足分」)は、M&A等を通じたインオーガニック成長によってカバーしていきます。

新規事業
01

新規事業の方向性

非保険領域の拡大

社会環境が変化し続ける日本において、生命保険は成熟産業です。一方で、労働市場の逼迫やデジタル技術の急速な進化など、さまざまなビジネスチャンスがあります。第一生命グループが持続的に社会へ貢献し成長を続けるために、従来の生命保険業を超えた、お客さまの日々の生活をあらゆる面でサポートするインフラのような会社、すなわち「『保険サービス業』への変革」を行っていきます。そのために、新規事業の取組みが不可欠です。

新規事業の方向性

事業領域拡大に向けた方向性

  • ・健康・医療やつながり・絆といった
    体験価値領域のスケールアップ
  • ・ベネフィット・ワンをハブとした
    非保険領域拡大の拠点、エコシステム構築
  • ・既存事業と親和性の高い
    周辺領域への探索

戦略投資・M&Aの方向性

  • ・ベネフィット・ワンのプラットフォームを核とした当社の健康・医療関係サービスの強化
  • ・上記以外でベネフィット・ワンのプラットフォーム拡張に関する追加投資
  • ・デジタル等の競争力を有した組織能力獲得

非保険領域の修正利益占率目標

非保険領域の修正利益占率目標グラフ

第一生命のエコシステム構想

近代的・現代的な「一生涯のパートナー」であるためには、非保険も含むさまざまなサービスを提供できる強固なWell-beingエコシステムが必須です。使ってみたい・継続して使いたいと感じるエコシステムであるためには、信頼性、利便性のあるコンテンツサービスや、それらとお客さまを接続するハブとなるプラットフォームが求められます。これらの要件を満たすベネフィット・ワンは、新事業を展開するうえで優位性があると考えています。

02

新たな事業群

ベネフィット・ワン

会員数976万名、契約企業数約16,000社にのぼる、福利厚生の会員制サービス「ベネフィット・ステーション」を通じて、顧客企業の従業員とサプライヤーをマッチングさせることで従業員に市場最安値でサービスを提供しています。当社グループとのシナジーとして、短期的にはベネフィット・ワンの顧客基盤拡大に第一生命の営業チャネルを活用し、新規会員獲得を行います。中長期的には、ベネフィット・ワンのプラットフォームの活用戦略を固め、保障、資産形成、健康・医療などの既存のグループの商品・サービスや、新たに進出していく事業領域の商品・サービスを提供していきます。

アイペット損保

アイペット損保は、ペット保険の提供を通じて人とペットの幸せな生活を支えており、第一生命グループの「つながり・絆」領域の重要な価値提供を担っています。ペットの健康をお守りするペット保険商品である「うちの子」を中心に、飼い主の皆さまのニーズに沿った商品をお届けしており、2023年度は、過去最高の新契約件数を記録しました。

ヘルスケアビジネス

超高齢社会への遷移に伴う国民医療費の高止まりという社会課題解決に向け、生命保険事業の枠を超え、健康・医療領域においても人々のWell-being実現に取り組んでいます。医療費適正化に向けた効率的な保健事業運営や、健康経営®※・コラボヘルス推進をワンパッケージで支援する「Healstep®」、健康増進アプリ「QOLism」を健康保険組合や企業に提供しています。
※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です

このような経営戦略を
実践する中で、
第一生命グループの基幹職が
活躍するフィールドは
広がり続けています。
基幹職が活躍する
「8つのビジネスフィールド」を
こちらから体感してください。