第一生命を知る

私たちの想い

時代にあわせて変化を遂げてきた第一生命。その成り立ちから現在の役割に至るまで、数字をキーワードにお伝えします。

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1902年、のちに「相互会社の産みの親」と呼ばれる矢野恒太により、日本で初めて『相互組織』を導入して第一生命保険相互会社は創立されました。矢野の「会員組織で剰余金のほとんどを契約者に還元する相互主義による経営こそが保険会社の理想的なあり方である」という想いのもと、第一生命は生まれています。この「お客さま第一主義」という思想は第一生命の創立以来の経営理念として今日から未来へと続いていくものとなっているのです。 業界初の、生命保険会社の子会社を設立、株式会社化への転換...生命保険業界のフロンティアとして、常にお客さまのニーズに応える新しい商品・サービスを市場に送り出してきた第一生命。113年の歴史に証明される開拓心のもと、これからも新たな挑戦をしていきます。

特徴:図表1

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第一生命の総資産、35兆円。総資産は財産の総額を表しているものです。それは現預金・有価証券・貸付金・不動産等にカタチを変え、ご契約者さまに、将来、支払う保険金などに備えた、責任準備金に対応しています。この資産には、お客さまからお預かりしている大切な保険料が含まれています。私たちはこのお金を市場の動向に合わせ、また分析しながら投資。そこで生まれた利益はお客さまへの還元はもちろん、大胆で積極的な成長戦略を打ち立てることへつなげています。

特徴:図表2

国家予算の3分の1ほどに相当するこの資産に求めるのは安定だけじゃない。未来へ向かうための成長を遂げながら、企業価値を持続的に向上させていきます。

1,000

今、日本の人口は約1億2,000万人。その中で、私たち第一生命には1,000万人※のお客さまがいます。一人ひとりのライフスタイルに合わせたニーズへ応えていくことが、私たちの目指す「一生涯のパートナー」の姿です。 生命保険の役割は、お客さまの「大切なもの・大切な人生・大切な人」を守るために、かたちある「安心」をお届けすることにあります。これからも、お客さまの視点に立ち、お客さまの心情に寄り添って、「一生涯のパートナー」として、お客さまとそのご家族に「安心の絆」をお届けしていきます。
また、積極的に展開している海外では契約の数字を順調に伸ばしており、海外市場を含めると、1,000万※を遥かに超えるさまざまなライフステージを持つお客さまと向き合っていることになります。海外市場においても、その国の発展や時代により変わりゆくニーズに対応しながらこの市場をさらに大きく広げ、世界へと安心を届けていきます。

特徴:図表3

1st

2010年4月。第一生命は株式会社への組織転換と東京証券取引所第一部への上場を実施しました。世界では相互会社から株式会社への転換を行う保険会社は数多くありますが、日本において1,000万名※のお客さま、30兆円を超える資産を持つ生命保険会社が転換に踏み切ったケースは、類を見ないものでした。
その背景には、2006年「品質保証新宣言」を発信したことがあります。この中でお約束した「品質」を長期的に提供し、「お客さまから最も支持される生命保険会社」となるために、持続的な成長を遂げる必要があると私たちは考えました。そのために、より柔軟な経営戦略を取り得るのが「株式会社」という組織形態です。

特徴:図表4

グローバル化が進む21世紀の競争を生き抜く体制を整えることが、会社としての成長と収益の確保を持続するために何より大切である、という想いのもと遂げた株式会社化・上場。これは、より強固に戦略を遂行していくための私たちの最良の手段でもあるのです。

5

意外な順位をお伝えします。第一生命は不動産を専業とする企業を含めた不動産事業で賃貸建物面積第5位というポジションを確立しています。

特徴:図表5

具体的には、全国に賃貸用不動産を約270棟保有し、安定的に社会的責任の観点から公共に役立つ資産として長期的な視点で活用。これは、安定的な収益基盤があるという証拠でもあり、またこの不動産を有効活用できれば、周辺地域の価値向上、ひいては第一生命の企業価値向上につながるのです。 そもそも、創業時から「企業不動産は企業の社会に対する姿勢を表すもの」という考えが第一生命にはありました。創設時、生命保険会社は今で言う『ベンチャー企業』として見られていたのです。そのため、お客さまから大切な資金を長期にお預かりするため、安心感・信頼感を与えられる、しっかりした本社ビルや事務所が必要でした。「企業の信頼のシンボル」として本社ビルや事務所をとらえる考え方は今でも変わらず、だからこそ社会的・長期的な視点で不動産を管理しているのです。

「生きる」をトータルにサポートするため、私たちは、1998年に日本興業銀行(現 みずほフィナンシャルグループ)、2000年に安田火災(現 損害保険ジャパン日本興亜(株))、アメリカンファミリー(現 アフラック)、2007年にりそなホールディングスと、さまざまな企業と業務提携を行い、最高水準の商品・サービスをトータルかつタイムリーに提供できる体制を構築しています。 万が一に備える提案をすることが私たちの根幹であり、例えば、けが、事故、がん保険。提携先の商品・サービスをワンストップで提案しています。万一の保障に加え、広範な領域を、競争力の高い良質な商品・サービスでカバーし、信頼性と安心感を育んでいるのです。

特徴:図表7

※生命保険に加えて提携商品を含めた契約者および被保険者の数