
2015年3月22日(日)、就活スタートアップセミナー「CAREER DESIGN_1ST」を開催しました。
就職活動を始めるにあたり、まず行いたいのは「自己分析」。自分に合う就職先、仕事を選ぶためには、自分をよく理解し、選択の基準となる軸を明確にすることが大切です。ここでは第一生命人事部が自己分析の方法についてレクチャーした「CAREER DESIGN_1ST」を密着レポートします。
本日の担当は人事部の東優佳。はじめに簡単な自己紹介と、今回の趣旨「自己分析方法のレクチャーを通じて、就活への不安を解消してもらうこと」、そして第一生命本社の周辺環境や立地についてお伝えしました。
学生の皆さんには、7~8名のグループに分かれて席についてもらいました。緊張した面持ちで着席している皆さんに、まずは、グループ内で自己紹介を行っていただきます。テーマは「自分の好きなところ」。メンバーが話し始めると、一様にリラックスした表情になり、あちらこちらから笑い声が上がります。会場が一気に和やかな雰囲気になりました。
なぜ「自己分析」が必要なの?
自己分析を通して見えてくる自分の魅力や得意分野が、キャリアビジョンのヒントとなります。
「過去の振り返り」は、自己分析の重要なカギ。学生生活を振り返り、ワークシートへ記入していきます。事実だけでなく、なぜそれを好きなのか、なぜ印象深いのかなど、「理由」を考えることが大切。
事実は書けても、理由の部分で考え込む人が多いようです。集中して自分と向き合い、会場は静まり返っています。リラックスできるよう、途中からBGMを流しました。
振り返りの中から一番印象深かった出来事を取り上げ、“そのときの気持ち”まで深く掘り下げます。「気持ち」と問われ、なかなかペンが進まない男性が多い一方、女性は案外スラスラ書ける人も少なくない様子。早く終わり、確認し合う姿も見られましたが、ほとんどの方が制限時間ギリギリまで書き込んでいました。
いよいよ自己分析作業のまとめに入ります。書き込んだ内容をもとに、自分の強みや弱み、価値観を探っていきましょう。「事実」のなかに強み・弱みのヒントが、「気持ち」のなかには価値観のヒントが隠れています。価値観とは“なにを軸にものごとを判断しているのか”ということ。企業選択の軸となる部分です。
まとめたものを各々グループ内で発表し、感じたことをフィードバックし合います。発表者に目線は集中、真剣に耳を傾け、ときには驚き、笑い合う様子も。積極的にコミュニケーションが交わされ、話しづらそうにしている人はいません。へー、すごい!と感嘆の声があがり、拍手が沸き起こるなど、人の話を聞く楽しさでイキイキと輝く参加者の表情が印象的でした。
自己の表層部分だけで判断するリスクと、深層まで探る重要性をお伝えし、自己分析方法を総括。最後に当社の経営理念や概要を簡単に説明してセミナーは終了しました。
最初に、自分の過去と現在を見つめ直し、印象深い出来事をワークシートへ書き込んでいきます。
自己分析は、表面的なことだけでなく、なぜそう感じるのか、まで掘り下げて考えることが大切。真剣に取り組みます。
一人ひとり、分析結果を発表。ほかの人に聞いてもらう機会はそうそうありません。貴重な経験となりました。
発表者の話に興味津々で耳を傾けます。ほかの人の分析結果に刺激を受け、気づきを得た人も多かったようです。
発表を聞いて気づいたことや感想をフィードバックし合いました。じょじょに打ち解け、リラックスした表情に。
最後に第一生命の経営理念や会社概要、海外展開などについてお話させていただきました。
自己分析をしたことはあったものの、価値観について深く掘り下げたことはなかった。それをできたのが最大の収穫。
友人以外の人から自己分析についての意見を聞けたのがよかった。
自己分析をアウトプットしたのは初めて。さまざまな意見を聞くことができ、自分のことがよく分かった気がする。
今まで気が付かなかったことを発見し、自分を見つめ直す機会になった。
ほかの人の自己分析を聞いたのが新鮮! 新たな気づきを与えられた。
自己分析は今後に役立つと思った。もう少し会社説明があったら、なお良かった。
自分の弱みや強みを他人に話してみたら、思った以上に自分に対する理解が深まった。
今から就職を目指すという、同じ立場の人たちの、さまざまな話を聞くことができ、考え方や感じ方の幅が広がった。
みんなの話を聞くなかで、ものごとは結果以上に「過程」が大切、ということがよくわかった。成果の大きなセミナーだった。
自己分析の結果についてフィードバックを受ける機会はなかなかない。まったく知らない人から率直な意見をもらうことで、新たな発見があった。
一年休学して留学した人の体験談を聞き“大学は4年間で卒業するもの”という固定観念が破れた。就活に向かう勇気が生まれ、意欲も高まった。
知らない者同士なのに、過去の話や学生生活の話で盛り上がり、共鳴し合えた。今日ここで良い仲間に巡り合えて感激。支え合って就職活動をしていきたい。
不安を解いてくれる“就活生のための”セミナーと感じ、人を大切にしてくれる企業だと思った。もともと志望度が高かったので、さらに魅力を感じ、有意義な時間となった。
このセミナーでは、「自己分析」に焦点をあて、その重要性と方法についてレクチャーします。就職活動は、上手な自己PRの方法やエントリーシートの書き方などテクニックに目が向きがちですが、心から納得のいく選択をするためには“自分はどのような人間で、なんのために就職するのか”という本質をつかむことが何より大切。大きなエネルギーを費やす就職活動だからこそ、「企業理解」と「自分を知る」という両軸で洞察を深め、後悔のない選択をしてほしい。そのような思いにもとづき、開催するCAREER DESIGN_1ST。ぜひ、ご参加いただき、自分を振り返るためのきっかけの場としてください。