3日間にわたってオンラインで開催されたOPEN COURSEのインターンシップ。
実際のグループワークやプレゼンテーションの様子を、映像とともにご紹介します。
最終グループワークのミッションは題して「第一生命における新たな『変革』に挑戦せよ」。参加学生の皆さんには、第一生命の社員となっていただいたつもりで、2018-2020の中期経営計画「CONNECT2020」をさらに加速させる「変革」を起こすための取組みを検討いただきました。
複数の所属実習を通じて学んだことや気付いたことを踏まえつつ、グループメンバー全員で議論を重ね、お互いに協力し合いながらプレゼンテーションの準備を進めていただきました。
「テレワークの食生活で『健康変革』〜InFoTech〜」と題し、働く人のQOL向上を目的とした新商品を考案いただきました。テレワークによって生じたフィジカル面・メンタル面・業務面における課題を、食生活をサポートしながら解決していく取組みです。食事をテイクアウトで済ませる方が増えてきたことも踏まえ、健康的な出前食で「ストレス発散」「時間の節約」「健康的な食生活」に繋げていき、お客さまのQOL向上を果たすことを狙いとしていました。
最終プレゼンテーションは、「プロジェクトの目的」および「ユーザーニーズやマーケットの分析」の説明から始まり、「提携するパートナー企業の選定」、「第一生命グループの中で活用できるアセット」、そして「第一生命がこの事業に取組む意義」の順で展開されていきました。
そして、プレゼンテーション終了後の質疑応答においては、他の参加者から鋭い質問が寄せられたものの、説得力のある回答で納得を促す一面も。参加者同士のやり取りからは、現実のビジネスさながらの緊張感と熱量が伝わってきました。
「テレワーク」や「フードデリバリー」は、新型コロナウイルスの渦中において身近になったキーワードですね。それらのキーワードから発想を広げ、「働く人のQOL向上」に繋げていった点が、多くの審査員の支持や共感を得られた点でした。加えて、「InFoTech」という造語も興味を引く仕掛けとして効果的であったという声もありました。そして、『健康第一アプリ』という当社独自のサービスを効果的に活用している点も高評価でした。
一方、実現性の観点では若干の疑問が残ってしまった点は今後の課題だと思いました。今回提案いただいた内容を実現するにあたり、まずは対象となるターゲットを絞った上でサービスを提供するという手法や、新規顧客の開拓といった手法などの工夫を凝らすことにより、より実現性を高められると考えられます。ビジネスにおける収益性はある程度見えていたので、実現可能なプランとして仕立てることが今後の課題なのではないかと感じました。