第一フロンティア生命は、2006年に第一生命が業界に先駆けて立ち上げた、金融機関窓口を通じて販売する保険商品を専門に開発・提供する第一生命のグループ会社です。金融の自由化によって、銀行や証券会社が保険会社の代理店として生命保険を販売することができるようになりましたが、そうした形態を「窓販」と言います。第一フロンティア生命は、窓販専用の保険商品を作ることに特化した、いわば保険の“メーカー”。第一生命の窓販専業子会社として、機動力を活かしてマーケットやお客さまニーズの変化にいち早く対応することができ、業界随一の商品ラインアップで保険窓販トップクラスのサプライヤーという地位を確立しました。
私の仕事は、窓販ホールセラーとして、第一フロンティア生命の商品を実際にお客さまに販売している銀行や証券会社の担当者向けに、商品知識の研修や販売ノウハウの提供を行うことです。現在は約100ヶ所の支店を担当し、第一フロンティア生命が金融機関に供給している変額年金保険や定額終身保険等の商品を販売担当者に紹介しています。営業時間外の朝方や夕方に販売担当者への研修時間を用意してもらい、お客さまへの説明方法などを自分が模範となって示し、ロールプレイングを通じて販売スキルを伝えます。第一フロンティア生命の商品が、お客さまにも販売担当者にも“魅力のある商品”だと思ってもらうことが重要なので、「第一フロンティア生命の商品をお客さまにご提案しよう」と思ってもらえるように、商品の魅力や販売ノウハウを伝えながら、良好なパートナーシップを築けるよう心がけています。さらに、各金融機関で相続や外貨運用、セカンドライフセミナーなど様々なテーマでお客さま向けのセミナーを開催し、その講師として相続対策やインフレ対策などについてもお話ししています。
2012年までメガバンクの支店に勤務したときの経験は、私を大きく成長させてくれました。そこでの担当業務は「保険のプロ」として、時にはお客さまへのご提案の場に同席しながら、銀行員の方々のコンサルティング支援をすることでした。一人で7つの支店を担当していましたが、周りは皆年上で経験豊富な銀行員の方ばかり。知識面ではすぐには追いつけず、苦労の連続で、初めはなかなか支店の役に立つことができませんでした。しかしこの時「キャリアが浅いからできない、経験がないからできない」と、できない理由を並べて自分を甘やかしてはいけないと思いました。銀行員の方々の営業をサポートするために、自分が「今できること」「これからできること」は何かを考えました。そこから、まずは保険に関する知識はもちろんのこと、一連の事務手続きや税務知識等を確実に身に付けていきました。知識面で追いつけないところは、お客さまとの会話を盛り上げつつ、情報を引き出してご提案につなげる役割に徹しました。「キャリアが浅くても、しっかり知識を持っている」というプラスのギャップを見せようと頑張った結果、知識や経験だけでなく、人としても大きく成長できたと思います。
今は、各金融機関の販売担当者に第一フロンティア生命のファンを増やし、販売担当員のモチベーションを上げていくことに面白さを感じています。保険の仕組みや販売ノウハウを一から教えた新入行員の方から、「杉江さんに教えてもらったおかげで、初めて成約できました」というご報告を聞いた時には、大きなやりがいを感じます。より多くの金融機関の販売担当者に、営業活動に活かせるような販売手法や情報を提供し、「また杉江さんに聞いてみよう」「また杉江さんにお願いしたい」と頼りにされる存在になりたいと思います。
第一フロンティア生命保険株式会社
営業第一部
基幹総合職R型
2008年入社
2008年、第一生命に入社。法人業務部にて法人営業支援の業務に関わる。2009年にキャリアローテーションでメガバンクの支店で4年勤務した後、2013年に第一フロンティア生命保険株式会社に異動。現在は、メガバンクでの勤務経験も活かしながら、銀行窓販ホールセラーとして、銀行の担当支店に対する支援を行っている。夏はフェスなどの音楽ライブ、冬はスノーボードと仕事もプライベートもアクティブ。