就職にあたり考えていたのは、「経営」に近い仕事に就きたいということでした。そして、アクチュアリーという仕事が、生命保険会社を経営するうえで、非常に重要な職種であることを知り、自身の専門性を高めながら経営に携わることができる点に魅力を感じ、生命保険会社を志望しました。また、社会保障制度を補完する役割を担う生命保険は、少子高齢化が進む社会で、今後ますます重要性が高まると考えられます。そのような社会貢献度の高さもこの業界を選択した理由の一つです。第一生命グループに惹かれたのは海外展開を積極的に進めている点。漠然と海外で働きたいと考えていた私にとって、夢が実現する可能性を感じました。また、株式会社化など、新しいことにどんどんチャレンジする経営姿勢にも魅力を感じました。
入社後、主計部に配属となり、決算業務や収支分析、収支予測などの仕事に携わりました。その後異動し、現在は調査部で、国際会計基準、資本規制など、保険計理に係る課題解決などの業務を担当しています。たとえば、国際資本規制の検討など、最先端のトピックスを扱っており、業界のフロントランナーとしての職責を担っています。私は大学院で数理情報学を専攻しました。この分野を選んだのは、実際に数理的なスキルを使い、現実世界の課題を解決する応用数学を学びたかったからです。この考えは現在、アクチュアリーとして仕事を行ううえでも通じる部分があります。アクチュアリーは、生命保険に関する課題に対して数理的手法を駆使して解決していくのがミッションであり、それがこの仕事の魅力。しかし、答えがないなかで、自ら考えて結論を導くことは、決して容易ではありません。そうしたなか、学問として学んだ数学を活かして最適解を見出していくことに、大きなやりがいを感じています。
当社には、年齢に関係なく重要な仕事を任せてもらえる文化があります。もちろん、難易度が高い仕事は一筋縄ではいかないことも多いですが、挑戦することが自身の成長につながるのだと思っています。自身の興味のある仕事に対して貪欲に取り組める点、そして、そのような文化のなかで成長してきた優秀な社員が周りにたくさんいることが、当社で働くいちばんの魅力。アクチュアリーにおいても、当社は多くの正会員を抱え、業界をリードする人財が豊富です。就職活動のときに、自分が何のために働くべきか悩んだ時期がありましたが、現在は明確です。それは、生命保険を通じて「世界」をよくすること。当社は海外展開も加速させているため、その目標の実現は、現実味をおびてきました。私も将来的には海外展開に貢献できるグローバルな人財になりたいですね。